万葉亭のおくりもの
水沢うどんの由来
群馬県伊香保温泉水沢の五徳山水澤寺門前で参拝者に出される伝統のうどん。
水澤寺は、坂東三十三番札所・水澤観音として知られ、一千三百余年前に創建されました。水澤寺の創建に尽力した高麗からの渡来僧・恵灌僧正がうどんの製法を伝授したと伝わっています。
伊香保温泉のシンボル石段街ができた天正四年(1576年)ころに湯治客や水澤観世音の参拝に訪れる善男善女をうどんでもてなしたのが「水沢うどん」の始まりといわれ、現在に至っております。
県道前橋・伊香保線を伊香保方面に向かい、水沢うどん街入口に建つのが当店、「うどん茶屋水沢万葉亭」。当店から水澤寺までの13店が、それぞれ特色を出しながら、伝統の味を守っています。
「水沢うどん」は、榛名山麓水沢山の良い水と小麦粉、塩だけを使い、粉をこねてから仕上げるまで秘伝の手法で2日間をかけ、透明感のある麺に打ち上げます。
この製法と伝統を守ったものだけを「水沢うどん」とし、水沢うどん商標登録店組合とともにこの地域の伝統と味を守っています。